施工管理の有効求人倍率は非常に高く、1人に対して5〜9社以上が奪い合う「超売り手市場」で、人材不足が深刻です。厚生労働省のデータでは、建築・土木施工管理技術者で令和5年度に9.09倍、2024年後半には5.67倍〜8.56倍などの高い数値が示されており、全職業平均(約1.2倍前後)を大きく上回ります。この高い倍率は、建設需要の継続やインフラ更新工事、若年層の入職者減少などが背景にあり、企業は優秀な人材確保に苦戦しています。
近年の動向と数値例
- 令和5年度(2023年度): 建築施工管理技術者で9.09倍(厚生労働省)。
- 2024年後半:
- 5.67倍(12月時点、内藤一水社)。
- 8.56倍(具体的な時期は不明、カラフルキャリアドライバー)。
- 6.88倍(9月時点、アンドプロ)。
- 2024年7月: 建築・不動産業種で5.94倍(doda)。
- 全職業平均との比較: 施工管理の倍率は、全職業平均の1.2〜1.3倍程度と比較して、常に数倍高い水準で推移しています。
高い求人倍率の背景
- 建設需要の継続: オリンピック後の特需に加え、インフラ老朽化対策などの更新工事需要が根強い。
- 慢性的な人手不足: 建設業界全体の入職者減少と、特に経験豊富なベテラン層の減少が深刻化。
- 「2024年問題」の影響: 働き方改革による労働時間規制強化が、現場の体制見直しと人材需要をさらに押し上げている側面も。
この状況が意味すること
- 求職者優位の市場: 施工管理の求職者(特に経験者)は、複数の企業から高い条件で引く手あまたの状態。
- 採用の難易度上昇: 企業側は優秀な人材の確保が非常に困難で、採用戦略が重要になっている。
